昔むかし
私が勤めていたある農業法人にとあるスーパーの青果担当者がやってきました。
農薬散布記録を見せてください
というのでお見せし残留農薬やらなんやらお話を頂いたのを覚えています
確かに残留農薬つまり農作物に要らない農薬なんて残っていたらいけませんしね
きちんと収穫前何日間と決められた通り安全になるようどんな農家さんも生産しています
さて管理台帳を確認されたその青果担当者さんは、ここまで来たので畑を見させてくださいというので畑をご案内
すると煙草に火をつけたまま、ハウスに入ろうとするじゃ無いですか
私は、タバコを消して手を洗うようにいいましたが不思議そうな顔をするのでトマトハウスを見せるのを止めました。
タバコもトマトもナスの仲間(ナス科)
ごく稀にタバコには、タバコモザイクウイルスというトマトの病気のウイルスが含まれます。
第一タバコをくわえながら見学し、吸い殻をどうするつもりだったのでしょうかね
青果担当者として自覚が足らないし、もう少し野菜にたいし注意して欲しいものです。
私は、まだまだ農家としちゃやるべきことがたくさん有りますが、常に仕事に自覚を持てるようにしたいと思っています
この間は、お馬鹿な昔話ばかりでしたので今日は、真面目なお話を。
さぁ今日も仕事頑張りましょう。
追伸
最近大手スーパーさんが売り場の野菜、魚などの放射能(?)を0にするとの取り組みを発表され、環境団体グリーンピースが評価しましたがちょっと待って!!!
放射能(多分放射線の間違い)は、自然界には、太陽などの影響でごく普通に微量ながらどこにでもあります。
例えばお墓に使われる御影石なんかは、かなり放射線を出しています。
(健康被害は、お墓参りしても大丈夫な量です。)
放射線0は、確かに皆さん気にされているかも知れませんが自然界にも普通にあるもの
(核種が人口か天然かの違いは、あっても放射能として人体影響は、同じで、健康被害は、一定以上にならなければ有りませんよ。)
放射線(世間でいう放射能)必要以上に騒ぐこともなく
かといって無知識でも良いと私も農業という食品に携わる仕事をしているだけに思って居ますが大手スーパーさんがプレスリリースしたことで東日本大震災・福島原発事故で被災された地域の復興に水をさすようなことが有っては、ならないと思います。
安全である食品をというならともかく
(当然私たち生産者含め気にしないといけないことですが)
放射線0とか、非現実的なお話を出して不安心理を煽るプレスリリースを私は、批判します。
よろしくお願いしますよ。